5月の作業
- ウコン(黄褐色)、キョウオウ(鮮黄色)根茎の定植
室内保管した根茎を取り出し、できるだけ大きな塊(できれば30g以上)として株間40~50cmに植え付ける。植え付ける深さは根茎の2倍ほどで、最低5~8cmほどの覆土が必要である。親イモの部分は廃棄するが、新芽の部分は生のままジュースや染色に利用できる。また薄くスライスして重ならないように広げ、風通しの良い場所で陰乾しておくと、同様に年中利用することができる。 - ゴマの播種
晩霜に弱いので、この時期に株間15~20㎝で点播し、本葉数枚の頃に1穴1株に間引いて丈夫な苗に仕立てる。 - ミシマサイコ、カワラヨモギ、カワミドリ等の摘芯(5月中旬頃)
萌芽した頂芽の軟らかい部分を折り取って側芽の伸長を促すと、倒伏を防げるとともに、茎頂部分の開花がほぼ一斉になるので、種子の採取がほぼ1回で済む。 - ボタンの花殻を切除(結実を防ぐため)
- オウレンの種子採取
5月の連休明けを目安に果穂を摘み取る。種子を取り出すが、果実の袋にはもともと穴が開いているので、種子を落とさないように摘み取ることが肝心である。湿らせたミズゴケを堅く絞り、密閉容器に塗して入れ、冷暗所で半年置くと、種子の中の胚が発育して発芽力を持つようになる。