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8月の開花情報(見どころ)

猛暑が続いていますが、7月24日の小浜市の最高気温は37度3分を記録し、全国1位となり地球温暖化を身をもって体験しました。
海に抱かれた小浜がなぜこうも暑いのか、不思議な現象の中にいます。
薬草園では、植物たちが8月の強烈な太陽の光を浴びながらも、生きようと精ぃっぱい自己主張しています。
ぜひ訪れてみて、この夏を乗り切る力を もらって下さい。

 8月の開花情報(見どころ) 東玄関の奥側から
 ①トロロアオイ(黄色の巨大輪で一日花、塊根の粘液成分を紙漉きに利用)
 ②トウキ(レース様の白花が次々と咲く、葉に特有の香り)
 ③ミシマサイコ(日本特産の薬用種、黄色小花を次々に咲かせる)
 ④ムクゲ(白花と紫桃色花の2品種、一日花、樹皮を薬用とする)
 ⑤サボンソウ(白花と紅桃色の2種類、根に泡立つ成分がある)
 ⑥ノゲイトウ(葉が紫紅色でよく目立つ、紅白2段の穂状花を次々に出す)
 ⑦ハマビシ(浜砂に生える絶滅危惧種、黄色小花、果実に多数の棘がある)
 ⑧ツリガネニンジン(薄青色の鐘状花を数段に咲かせる、新芽は山菜)
 ⑨トウゴマ(大きな赤褐色の葉が目立つ、葉陰に黄色の房咲き)
 ⑩エビスグサ(黄色の蝶形花、果実は弓状に曲がる、種子を“ハブ茶”に利用)
 ⑪西洋ヤマハッカ(レモンバームは蜜源ハーブとして有名、白みの小花)
 ⑫ハナハッカ(オレガノは元気を取り戻す香り、淡紅色の穂状花)
 ⑬ケイトウ(鶏冠のような花形で花壇の花、中川淳庵が薬品会に出展した)
 ⑭オミナエシ(秋の七草の一つで黄色の花、根に特有の臭い)
 ⑮ハトムギ(果実が茶材となる、目立たない黄緑色の花)
 ⑯メボウキ(バジルは葉に特有の精油を含む、白色小花を穂状に咲かせる)

ハマビシ;黄色小花を咲かせる、未熟果実には棘が見える
トウゴマ;大きな赤褐色の葉陰に、房咲きの黄色花
トロロアオイ;病院待合の前で咲き始めた黄色の大輪花
オミナエシ;早くも咲き出した“秋の七草”の黄色花