2023年7月(文月)の情報
一点の偽りもなく青田あり
山口誓子
輝きを増す夏の太陽に映えて青田が一面に広がるように、青々とした薬草たち
の力強い生命力が溢れ出しています。
今年も早いもので半年が過ぎました。陰暦の6月末(新暦では6月から8月初
旬)にかけて、全国各地の神社で「夏(な)越(ご)しの祓い」という伝統神事が行われます。
茅で作られた大きな輪(茅(ち)の輪)をくぐって、半年間の罪や穢れを祓い残り半年
の無病息災を祈願し、邪心を和ませます。茅の輪の起源は、奈良時代の『備後国
風土記』にある蘇民将来(そみんしょうらい)の逸話にあります。
小浜でも南川の河口近くの六月祓(みなつきはらい)神社(じんじゃ)(氏子津島・多賀区)で、慶長年間から
始まりました。神社が鎮座するこの地は、古来から、川で身をそそぐ禊ぎ祓い
が行われていたことから、「かわそさん」として多くの人に親しまれています。
新型コロナウイルスの感染拡大もようやく落ち着きをみせていますが、今年も7
月22日(土)・23日(日)に茅の輪が設置されます。
いよいよ梅雨が明け湧き上がる入道雲、引き込まれるような青い空が広がりま
す。
7月2日は、中川淳庵先生が天明6年(1786)に亡くなられて、237年目の祥
月命日に当たります。230年余の時空を超えて淳庵先生顕彰薬草園へ、皆様を誘
います。






