2022年7月(文月)の情報
山滴る。
ギラギラと照りつける太陽が眩しい夏本番を迎えました。
今年はこれまでにない異例に早い梅雨明けでした。
薬草園の南側に佇み、万葉集にも詠われた後瀬山は、若葉から深い緑に包まれ、水が滴るように美しい姿を見せています。
薬草たちも夏の陽ざしをたっぷりと浴び、瑞々しく輝いています。
七月といえば、京都の祇園祭です。千年以上前に疫病退散を願って始まった由緒ある祭。今年は、3年ぶりに山鉾巡行が行われます。小浜城下の産土(うぶすな)神(かみ)である廣嶺神社の祇園祭も、慶長年間から災厄を払いのける催事として伝わります。
コロナ禍の中、人々が紡いできた夏の風物詩に思いを馳せながら、自分のお気に入りの薬草を見つけてみるのも、楽しみ方の一つです。




