2025年10月(神無月)の情報
なに人か着てぬぎかけし藤袴
来る秋ごとに野辺を匂はす
藤原敏行朝臣/古今和歌集
澄み切った秋空の下、淡い紫色の小さな花を付けた藤袴が、風に揺れています。
王朝絵巻から飛び出したとも形容される秋の七草の一つで、アサギマダラを呼ぶ植物としても知られています。その甘い香りから花言葉の一つに「あの日を思い出す」があります。そっと寄り添い、二度と帰らぬ人生に思いを馳せながら、美しくも切なさも感じる大切なあの日を、重ね合わせてみてはいかがでしょうか。懐かしくやさしい空気が薬草園に漂います。







