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オニサルビア・更年期の強い味方

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特徴

 オニサルビア(Salvia sclarea)は、ヨーロッパ南部から中央アジア地域原産の二年草で、高度1,000mまでの乾燥した石灰質土壌に生えています。薄紫色の花は魅力的で、初夏から晩秋にかけて開花します。鋸歯のある葉は観賞用にもなります。全草にリナロールを主成分とする精油を約2%含有しますが、独特の香りは、苞葉の基部あるいは裏面に密生する細い毛先の丸い部分に存在していますので、手の平でそっと触れるだけで香り立ちます。

 ハーブ名を「クラリーセージ」と呼び、葉・種子および精油を利用します。女性ホルモンの調整作用があり、通経薬として冷え症、月経不順、更年期障害などを改善します。また血圧降下、制汗、皮脂抑制、鎮痙、抗鬱作用などもあります。精油は内服せず、アロマテラピーで香りを吸入すると、強い不安や緊張からくる心の疲れを癒し、パニック状態から平静を取り戻すのに役立ちます。同時に気分を高揚させる働きもあり、落ち込んだ気持ちを拭い幸せな気分を高める効果が期待できます。ただし、流産や奇形を引き起こす可能性があるので、妊娠中は使用しないこととされています。さらに、種子は水分を含むと白い粘膜で覆われるので、古くは眼から異物を除去するのに使われました。葉の浸出液はうがい薬や切り傷の皮膚洗浄に利用され、またワインの調味にも用いられました。

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