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クコ・すべての部位に強壮効果

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特徴

 クコ(Lycium chinense)は、東アジア一帯に広く分布するナス科の小低木で、日本各地の原野、海浜、川の土手や道端に生えています。枝は長く伸びて、しばしば刺があります。6~9月頃、新梢の葉腋に淡紫色の小花をつけます。果実は楕円形の液果で、秋には鮮紅色に熟します。和名は、枸(カラタチ)のような刺があり、杞(コリヤナギ)のように枝がしなやかなことに由来してつけられた漢名を音読みにしたものです。伊豆地方では、海岸近くに生える小さなトウガラシ(方言でナンバン)という意味で、「ハマナンバン」とも呼ばれています。

 果実を乾燥したものが「枸杞子(クコシ)」で、強壮薬として漢方処方に配合され、また薬用酒や料理に用いられます。果実には体内で合成できない必須アミノ酸のアルギニンを含有し、またグルタミン酸は脳や神経系統の症状を改善し、アスパラギン酸はミネラルを取り込んで蛋白質の働きを助けます。さらには、血圧降下、抗脂肝などの薬理作用も報告されています。秋に掘り取った根の皮を乾燥したものを「地骨皮(ジコッピ)」と称し、漢方では消炎、解熱を目的に配合され、また葉「枸杞葉(クコヨウ)」は民間薬として高血圧予防や胃腸の調子を整えるのに用いられています。中国西北部に分布するナガバクコ(L. barbatum)の果実も同様に用いられます。

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