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オオバコ・典型的な人里植物

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特徴

 オオバコ(Plantago asiatica)は、日当たりのよい道端などに最も普通に見られる多年草で、晩春から秋まで直立する花茎を数本生じ、白色の合弁花を密につけます。雌ずい先熟の風媒花で、種子には粘液性の多糖類が含まれています。そのため湿ると人の靴裏や動物の足裏に付着して運ばれ、人家周辺や道路などに繁殖する典型的な“人里植物”です。学名はラテン語のPlanta(足の裏)とago(運ぶ)であり、中国名の「車前、車輪菜」なども本種の繁殖習性や生育場所などをよく表しています。山道で迷ったらオオバコを辿っていくと人里に出られる、という言い伝えが残っています。ちなみに、和名は大きい葉(大葉子)に由来しています。また子供が花茎を引っ張りあって遊ぶことから、「相撲取り花」の別名もあります。筑波山に棲む「四六のガマ」は、このオオバコを主食としている由(ホントかな ??)。

 種子が「車前子(シャゼンシ)」で、消炎、利尿、止瀉、鎮咳などの作用があり、漢方では夏季の下痢、眼疾、膀胱炎、血尿などの改善に利用されます。開花期の全草を「車前草(シャゼンソウ)」と呼び、去痰薬とします。近年、胃の炎症や動脈硬化などに効果があるとして注目されていますが、単用での長期間服用は避けるべきで、特に腎機能の弱った人や妊婦には禁忌とされていますよ。健康茶の原料表記にご注意を !!