8月の作業
- ベニバナの種子採取
果軸ごと切り取って、青色シートの上に広げて3~4日間陰干しした後、鹿皮手袋をして果穂から種子を取り出す。適当な大きさのボールに入れ、水に浮いたものは廃棄し、沈んだものだけを直ちに水切りし、新聞紙の上で7日ほど陰干しする。湿気を遮断できる容器に入れて5℃で冷蔵保存する。 - ムラサキの種子採取(第1回目)、湿潤冷蔵の開始(翌年の必要量のみ)
種子の8割方が灰色~白色に変わったものを刈り取り、ベニバナと同様に陰干しした後、シートに包んで上から足で揉み踏んで種子を茎から外す(なかなか果軸と切り離せないことと、意外に堅い針状毛で指股が痒くなるのでゴム手袋を着用し、決して素手で扱わないこと)。それを適当な大きさのボールに入れ、水に浮いたものを廃棄する。水に沈んだものだけを直ちに水切りし、新聞紙の上で7日ほど陰干しする。長期貯蔵分はそのまま湿気を遮断できる容器に入れて5℃で冷蔵保存する。翌春に播種する分は、湿らせたミズゴケを軽く絞って全体にまぶして5℃で冷蔵保存しておく。 - 必要であれば、ハトムギ、カワラヨモギ、ウイキョウの整枝・剪定(軽く)
特に、カワラヨモギの木質化した株元からは翌春の新芽が出にくいので、この時点で数本の茎を株元から長さ10~20cmに強剪定しておくと良い(上部に細い枝が残ればベスト)。 - アマハステビアの花茎を切除
花が咲いてきたら、結実しないうちに切除すること。実生苗では甘味成分の含量が変異する。 - ウツボグサの種子採取
果穂が茶褐色になったら果穂だけを丁寧に摘み取り、新聞紙の上に広げて乾燥する。そのまま“茶材”として利用する、あるいは手揉みして種子を取り出し、篩または箕を用いて選別した後、5℃冷蔵保存する。 - 西洋ノコギリソウの花茎を切除
