11月の作業
- 購入あるいは育苗した花苗の定植(西洋サクラソウ、パンジー、ビオラ、アズーロ(ロベリア)、葉ボタン、キンセンカ等)
- コガネバナの種子採取
茶色になった果房のみを扱き取り、篩あるいは箕で殻を取り除く。水を張ったボールに入れ、沈んだものだけを(浮いた種子はカメムシの吸汁によって被害を受けた可能性が高く、これを混入すると発芽率の低下につながる)、直ちに水切りして新聞紙の上で乾燥させ、容器に密封して5℃冷蔵保存。 - エビスグサの第2回目採種(完熟果実のみ・最終)
- ヒキオコシの種子採取
種子の成熟度合いが判りにくい種類であるが、やや褐色になった頃早めに果穂を摘み取り、新聞紙の上で1週間ほど乾燥させ、手揉みした後、篩・箕などを使って種子を選別する。5℃冷蔵保存。 - ハイビスカスの種子採取
花托が赤から褐色に変わったものを採取し、殻を手で割って種子を取り出す。5℃冷蔵保存。 - アマの種子採取
果実が茶褐色に変わったものを採集し、殻を手で揉んで種子を取り出す。5℃冷蔵保存。 - ヤナギタデの種子採取
種子を落とさないよう果穂を丁寧に採集し、成熟した部分だけを選別して新聞紙の上で乾燥した後、手で揉んで種子を取り出す。水に沈んだものだけを直ちに再乾燥して、5℃冷蔵保存する。 - ショウガの収穫 ⇒ すみれの会・会員へ配布
- レモングラスの刈り取りと防寒(下旬頃が目安)
葉先が枯れてきたら高さ30cmで刈り取り、稲ワラで覆った後、荷造り用のシートで防寒する(風で飛ばされないよう固く結ぶこと)。刈り取った葉は、適当な長さに切断し、青色シートなどの広げて室内乾燥する。乾燥後は密閉容器で保存する。 - アマハステビアの防寒
茎を株元から長さ15cmほど残して切り取り、株元に土寄せして稲ワラで覆った後、荷造り用シートで全面カバーする。 - カワラヨモギの茎切除と株元への土寄せ
株元から15㎝ほど残して茎を切除するが、この時数本の茎上部に小枝が残っていればベスト(棒切れの状態になると、水揚げが悪くなってそのまま新芽を吹かないことがある)。 - ウコン・キョウオウ根茎の掘り取りと室内貯蔵
葉が十分黄変してから、掘り上げること。軽く根周りの土を落とし、翌年の植え付けに必要な分だけ充実した根茎を選び出し、段ボール箱に詰めた籾殻の中へ互いの根茎が接しないよう収納した後、凍らない程度の室温に翌春4月末まで保管する。 - 朝鮮アザミの腋芽を別の場所に植付け
- リンドウの種子採取(必要であれば)
褐色になった果房を丁寧に採集し、新聞紙の上で乾燥させた後、手で袋を逆さに軽く振ると種子がこぼれ出る。5℃冷蔵保存する、あるいは直ちにミズゴケ床に播種して底水を溜めて管理すると、翌春にはほぼ100%発芽する。本葉数枚の時、丁寧に鉢上げして肥培すると、3~4年で開花する。
